ポータルサイトビジネス実践講座

ポータルサイトビジネスでお客さんの現実を知り、「最大の理解者」になるための方法

ポータルサイトビジネスにおいては、「検索者にとって有益な記事」「わかりやすい記事」を書くことが最も重要です。ただ、それだけでは「儲かるサイト」を作ることができません。

儲かるサイトというのは、「読者がファンになるサイト」です。ファンになってもらうためには、読者が「自分のことを理解してくれている」「共感してくれている」と無意識レベルで感じなければいけません。

ここでは、「検索してくるお客さんの現実を知り、最大の理解者になる方法」を説明します。

このスキルを習得すると、ポータルサイトビジネス以外の、恋愛や家庭といった場面でも役に立ちます。「人を理解する」とはどのようなことなのかを知り、読者がファンになってくれるサイトを目指しましょう。

記事の向こう側に「人」がいることを必ず意識する

ポータルサイトビジネスのようなインターネットビジネスで成功する人と成功しない人には決定的な違いが1つあります。それは、「パソコンの向こう側に生身の人間がいることを意識しているかどうか」です。

「ただお金を稼ぎたい」「記事を書いてアクセスを集めてやる!」という思考ではポータルビジネスで成功することは出来ません。「読者の悩みを解決してあげたい」「わかりやすい記事を書こう!」という考えを持てる人が成功します。

相手は1人を極める

記事の向こう側に人がいることを意識するのは、「読み手1人を釘付けにするため」です。

インターネットを使って検索するときには、1人で検索します。記事を読むときも1人です。さらに、ネットで商品やサービスを購入するときも1人です。

つまり、1人の読者を想像して記事を書くことで、本当に伝わる文章になるのです。例えば、「皆さん」よりも「あなた」を使うようにすると、読者に読まれやすくなります。

読み手は「わかってくれてる人」の話を聞きたい、買いたい

パソコンの向こう側にいる人が「どんな人の話を聞きたいのか?」を考えてみてください。読者は「有名で実績がある人」「イケメンや美女」よりも「自分のことを理解し、共感してくれる人」の話を聞きたいのです。

「検索者に刺さる文章」「つい読んでしまう文章」というのは、読者に対する理解度、共感のレベルが高いものです。

例えば、ダイエットのサイトで、「太っている人は怠慢です・・」と書いてあったら絶対に読まれません。一方で、「自分も昔、体型に悩んでいて、かわいい服を着たいと思っていた。同じように悩んでいる人のために、自分の経験を伝えたくてこのサイトを作っている」であれば、共感を得られるはずです。

読み手の最大の理解者になる方法

ここからは、「読者の最大の理解者になる方法」をお伝えします。ただし、以下の大前提は忘れずにいてください。

大前提①:相手は1人の人間
→コンテンツはコミュニケーションであることを忘れてはいけません。検索して論文が出てきても誰も読みません。1人の生身の人間が「悩みを解決したい」という思いを持って検索していることを常に意識してください。
大前提②:理解者とは「常に味方でいてくれる人」のこと
→どんなテクニックよりも「理解しよう」「理解してあげたい」という気持ちを持つことが重要です。どうすれば読者の味方だと示すことができるかを意識してください。

理解の5ステージ

読者の最大の理解者になるためにはまず、「理解の5ステージ」を知っておく必要があります。段階が進むにつれて、理解度や共感レベルが高まっているというものです。

第1段階:理解しようとしていない
第2段階:理解しようとしているが、それが相手に伝わってない
第3段階:相手を理解しようとしているのが相手に伝わる
第4段階:相手が完全に理解されたと思う
第5段階:自分以上に自分の事を理解されてしまったと感じる

ポータルサイトビジネスをするのであれば、常に最上級の「自分以上に自分のことを理解されてしまった」と読者に感じさせなければいけません。

特に検索者は、「自分の状況や立場と同じだ」と感じた時に「理解してもらえた」と感じやすいです。

ここで重要なことは、「どれだけ理解したか」ではなく、「相手がどう感じたか」ということです。ポータルサイトの運営者が検索者のことを「完全に理解できた」と思っていても、それが伝わらなければ全く意味がありません。

「相手を理解すること」に加えて「どう伝えるか」も重要な要素です。

理解度の高い記事とは?

読者の「最大の理解者」になるためには、「理解度の高い記事」を作らなければいけません。どんな記事が理解度の高い記事と言えるかは、2つの要素で決まります。

・単語、言葉(が自分と一緒)
・伝える順番(が期待通りである)

なぜ単語、言葉が大事か?

理解、共感を得るために大切なことは読者に「この人は自分と同じタイプの人間だ」と思ってもらうことです。そしてその最大の基準が「使っている単語、言葉」なのです。

例えば、「最近忙しくて・・・」という友人に「(実際には忙しくない、もしくは共感したくなくても)自分も忙しい」と言うと驚くほど共感を得ることがあります。

宗教やビジネスの成立は「同じ単語をどれだけの人が使ってるか」で決まります。「うつ病」という言葉も元々は存在していませんでした。「うつ病」という言葉を作ったことで、うつ病対策のビジネスなどが生まれました。

また、「脳は否定語が通用しない」という有名な理論があります。例えば、「成功する方法」「失敗しない方法」の2つは無意識レベルで「成功・方法」「失敗・方法」というように解釈されてしまいます。

結果的に、「成功する方法」を考えている人のほうが成功しやすく、「失敗しない方法」を考える人は失敗してしまう傾向にあるのです。

言葉遣いを考えると相手の価値観・生活がわかる

人が普段使っている言葉や単語にはその人の「価値観、考え方、文化、生活」が表れます。読者はあなたが思っているよりも「記事の言葉遣い、単語」に対して敏感です。

あなた自身は「自分も初心者だから読者に寄り添っている」と思っていても、リサーチをしたり、本を読んだりすることで知識レベルが上がっています。そのため、無意識のうちに専門用語を使ってしまうことが多いです。

「自分とは違う」と思われてしまった時点でサイトから離れていってしまうため、気をつけなければいけません。

なぜ伝える順番が大事か?

理解度の高い記事を書くための2つ目の要素は「伝える順番」です。伝える順番が重要な理由は「言いたい事、本音は伝える順番に出る」からです。

例えば、友人との約束に遅刻してしまった場合を考えてください。以下のどちらのパターンのほうが、友人を怒らせないでしょうか。

パターンA:待たせてごめん、電車が遅れて・・
パターンB:電車が遅れやがって、遅れて悪いね・・

多くの人がパターンAを選ぶのではないでしょうか。まずは謝ることで、「申し訳ないと思っている」気持ちを伝えているからです。

このように、「開口一番」が最も重要です。読み手は最初、あなたのことを信用していません。そのため、まずは最初に「相手の気持ちに共感する」「理解から入る」ことで「私はあなたの味方ですよ」と相手に感じさせ1文が必要なのです。

最初に共感から入ることで、「理解度の高い文章」が書けるようになります。

検索キーワードから相手を想像する

ポータルサイトビジネスでは、「検索してくる人がどんな人なのかを知る」ところから全てが始まります。検索者を理解した上で記事を書くからこそ、「読まれる記事」になり検索順位が上がることで「アクセスが集まる」ようになります。

アクセスが集まってやっと収益が上がる、儲かるサイトになるわけです。つまり、まずは「検索者を想像する」ところから始めなければいけません。

検索者の「理想」と「現実」を想像する

検索ユーザを理解するためには、「どんな悩みを持っているのか」を知る必要があります。悩みというのは、「理想と現実のギャップ」から生まれます。

お客さんは検索するときに、「満足していない現状(現実)」と「叶えたい理想(検索意図)」を必ず持っています。それらを想像することで、「お客さんの現実に共感し、理想を叶えてあげる(検索意図を満たす)記事」を書くことができます。

検索者の感情を想像する

検索者の現実と理想に加えて、「感情」を想像することも重要です。満足していない現状に対して、何かしらの感情を持っていて、その感情に共感しなければ、「最大の理解者」になることはできません。

現状に満足していないときの感情は、「悩み」「不安」「怒り」など、マイナスの感情がほとんどです。このマイナスの感情に寄り添うことができるかが、理解度の高い文章を書くために重要です。

例として、「夏 絶対痩せる」という検索キーワードで考えたとき、以下のような「理想」「現実」「感情」を持っていると想像します。

・理想:「痩せて可愛い水着が着たい」
・現実:「理想より体重が重い」「太ってる(と思って る)」
・感情:「太ってる自分が嫌い」「自信がない」「自分より痩せてる友達にコンプレックス」

「太ってる自分が嫌い」「自信がない」という感情があるなら、「自分に自信を持ち、好きになりたい」と思っている感情的な現実がある。その感情に共感した状態で記事がスタートしてないと提示する解決策は同じでも、共感を得られていないため、あなたのサイトから商品やサービスを買ってもらうことはできません。

想像できる要素を1人の人に設定する

理解度の高い記事を書くためには、読者の理想と現実、感情を想像した上で、「1人の相手を想像する」ことが重要です。1人を想像しないと伝えるメッセージがズレたり、一貫性のないメッセージになってしまったりします。

・お客さんはどんな人なのか? 年齢、性別、職業、歴史は?
・今はどんな状況やタイミングなのか?
・どんな価値観、思考、心理を持っているのか?
・どんな感情を持って検索しているのか?

これらのことを考え「1人の読者を想像」することで、「自分のことを理解してくれている」と思ってもらうことができます。

また、検索キーワードを見てすぐに、これらのことを想像できるようにトレーニングすることがとても大切です。一朝一夕ではできるようにはならないため、日常の中で出会う人の感情を考えるなど、常に意識しておくようにしましょう。

最初は完成度が50%程度でも良い

ただ、読者の感情までを検索キーワードから想像することはとても高度なスキルです。そのため、感情を想像することにこだわりすぎて「記事が書けない」という状況になってはいけません。

記事を公開しなければ、ポータルサイトビジネスは成立しません。まずは50%〜70%程度の完成度でも記事を公開することが重要です。公開した記事は後から修正も可能です。

「量質転化(量をこなせば質も上がってくる)」という言葉があるように、スキルを磨くためにも、記事をたくさん書くようにしてください。想像力の質は記事作成を積み重ねる中で自然と上がってきます。

真実は1つではない

情報を発信するときに「本当に正しいことなのか」と迷いが生じてしまう人も多いです。

読者の感情や状況というのは、時代や場所、タイミング、相手のステージによって異なります。そのため、真実が1つではないことも多々あります。

私自身は、迷っている時間はもったいないので、「今の自分が信じることを発信していけば良い」と考えるようにしています。時代によって正しいことが変われば記事を修正すれば良いだけです。

「完璧な真実など確かめようがない」ため、こだわりすぎないようにするべきです。

まとめ

ここまで、「検索者の現実と理想、感情を知り、理解者になる方法」をお伝えしてきました。

ポータルサイトビジネスでは、パソコンで記事を書くため、「記事の向こう側に人がいる」ことを忘れてしまいがちです。人の感情に寄り添わない記事は全く読まれないゴミ記事になってしまうため、必ず「1人の読者」を想像して記事を書いてください。

検索してくるお客さんは必ず「理想と現実のギャップ」を持っています。またその時の感情も人それぞれです。完全に1人の読者を想定することで刺さるメッセージを伝えることができます。

ただ、ここで解説したスキルはとても高度なもので、すぐに習得できるものではありません。記事を書き続ける中で徐々にわかってくるもののため、まずはこだわりすぎずに記事を公開していきましょう。