ポータルサイトビジネスとは

儲かるポータルサイトを作るために必要な「コンテンツの質」と「網羅性」とは?

ポータルサイトの価値は、コンテンツの「質と網羅性」で決まります。質とは、コンテンツ(記事)自体の内容が検索者にとって有益なものであるか、網羅性とは、ポータルサイトのテーマに沿って色々な角度からコンテンツが作られているかということです。

ただ、初めてポータルサイトビジネスをするとき、「どんなコンテンツが質が高いと言えるのか?」「網羅性を高めるにはどうすれば良いの?」と疑問に思う人が多いです。

そこでここでは、質の高いコンテンツを作るための方法、網羅性を高めるために活用すべきツールについて解説していきます。正しくコンテンツを作れば、誰でも価値の高いコンテンツを作ることが可能です。

それでも、やり方を間違えてしまうと、ゴミサイトと言われるような「価値のないサイト」になってしまうので、注意してください。

質の高いコンテンツとは?

一般的に「質の高いコンテンツ」というと、「専門書」「技術書」「Wikipedia」のような「とにかく詳しくまとまっている」ものを思い浮かべるかもしれません。

ただ、ポータルサイトビジネスにおいて「質の高いコンテンツ」は、「検索者の悩みに答える内容がわかりやすく書かれている」ものを指します。日本一詳しいサイトを作っても稼ぐことはできません。

検索者の悩みに答える内容とはどのようなコンテンツなのか、以下に挙げます。

ユーザーの求める事を完璧に理解しているように“みえる”

検索者の悩みに答えるには、ただ解決策を提示すれば良いわけではありません。検索者が「なぜ検索したのか」「悩みを解決するために本当に欲しいと思っている情報は何か」を考える必要があります。

このようなことを考えてコンテンツを作ることで、検索ユーザからは「自分のことを完璧に理解してくれている」と思ってもらえるのです。

また、ユーザのことを完璧に理解しているように見せるためには、「専門性の高い情報」「深掘りされた情報」「根拠のあるデータの提示」「情報がわかりやすく整理されている」といった要素も重要です。

1次情報がある

ポータルサイトのコンテンツに1次情報を多く載せると、価値の高いコンテンツになりやすいです。1次情報とは、「自分が実際に見た、体験した情報」のことです。

実際に使った証明としての写真や、実体験を踏まえた記事は読者に信頼してもらえるのです。

どうしても1次情報が取れない場合には、取材やインタビューなどの「2次情報」を活用してください。ランサーズやクラウドワークスで募集すると比較的簡単に取材やインタビューができます。

ただし、知り合いの知り合いから聞いたなど、「3次情報」は使わないほうが良いです。信頼性が弱く、内容も薄いことがほとんどです。

1次情報を載せると検索者に読んでもらいやすい記事になるため、Googleの評価が上がり、検索順位も高くなる傾向にあります。ポータルサイトを作る際には必ず1次情報にこだわって載せるようにしましょう。

<1次情報の例>

私自身が運営しているフリーランスエンジニアをエージェントに紹介するポータルサイトでは、実際に自分がエージェントから案件を紹介してもらった際のメールの内容を公開しています。

わかりやすい文章、図

質の高いコンテンツを作るためには、「わかりやすい」「読みやすい」ことが重要です。

Googleは検索者がサイト上のコンテンツにたどり着いて、そのページに何分間滞在しているか(記事を何分間読んでいるか)という情報も検索順位を決めるための要素としているからです。

そのため、「わかりやすい文章を書く」「図や表を使って、視覚から情報を受け取れるようにする」などの工夫は必須です。

質を高めるためには?

ここまでで、「質の高いコンテンツとは何か」を理解できたと思います。ここからは、「実際に質の高いコンテンツを作るためには何をすればよいのか」を説明していきます。

まずは自分で勉強して知識をつける

ポータルサイトを作るときには、必ず分野を絞ります。その分野の専門家としてポータルサイトを作らなければ、検索ユーザに信用を与えることができず、収益を上げることはできません。

そのため、サイトのテーマに関する専門的な知識を持っていることが大前提になります。

専門的な知識を身につけるのには「自分で勉強して知識を身につける」ことが必要です。ネット上の情報をつなぎ合わせてコンテンツを作っても質の高いコンテンツを作ることはできません。

まずは、徹底的に知識をインプットすることに専念してください。

具体的なインプット方法

専門的な知識を自分で勉強する際に必ずやるべきことは「テーマに関する書籍、雑誌を10冊以上読む」ことです。書籍や雑誌は著者が明記されており、さらには出版社の審査も通っていることから、ネット上の情報よりも格段に信頼性があります。

そのため、サイトのテーマに関する知識が無い場合には、書籍や雑誌を最低でも10冊は読むようにしてください。10冊というのはあくまで目安ですが、10冊くらい読むと「どの本にも同じことが書いてある」と気づくはずです。

他にも知識を身につけるための方法はあります。

例えば、「○○⽩書・統計資料」など、毎年政府が発行している資料があります。これらはデータの根拠として使うことができ、政府発行という信頼性も兼ね備えているため活用すべきです。

また、検索者のリアルな悩み、生の情報を得るという点では、「Yahoo!知恵袋、教えてGoo!、発⾔⼩町」などのQ&Aサイトや「2ちゃんねる」という掲示板を見ることでも知識を得ることができます。

その他のインプット方法を以下にまとめました。サイトのテーマによってインプットの方法も変わるため、自分のテーマにあったものを使うようにしてください。

<具体的なインプットの方法と特徴>

インプットの方法 特徴やメリットなど
テーマに関する書籍、雑誌を10冊以上読む 信頼性が高い、情報が体系的にまとまっている
Yahoo!知恵袋、教えてGoo!、発⾔⼩町 検索者のリアルな悩みを知ることができる
Google画像検索 実物がどんなものなのかがわかる
企業の決算書・IR情報 業界のヒントが見つかる
Googleサジェスト 網羅性を上げるための情報を得られる
○○⽩書・統計資料(政府や公官庁が発表) データの根拠としても重要な役割
2ちゃんねる ⽣の情報という意味で利⽤価値は実はとても高い
利⽤したことがある⼈への取材 実際の体験を聞くことができる
広告主(メーカー・製造元)への取材 電話などで問い合わせてみると情報を聞くことができる
学術論⽂、J-STAGE 最先端の論文を読むことができる

1次情報にこだわる

コンテンツの質を高めるためには、「1次情報」が重要であることはすでにお伝えしました。特にアフィリエイトで商品を紹介する場合、1次情報にこだわってください。

「商品を買って実際に試してみる」「塾に実際に通ってみる」「見積もりを自分で取ってみる」「業者にお客さんのフリをして、問い合わせてみる」など方法は様々です。

どんな形であれ、1次情報にこだわる姿勢を忘れてはいけません。

自分のフィルターを通す

「自分のフィルターを通す」ことでもコンテンツの質を高めることができます。自分のフィルターを通すとは、「自分の意見を入れる」ことです。

そうすることによって、他のサイトとの差別化ができます。検索ユーザはサイト運営者と意見が同じとき、「共感してくれた」と感じて商品を購入してくれたり、サービスに登録してくれます。

運営者の意見が入っていないサイトは「ただ事実を載せただけ」というサイトになってしまい、「誰でも作れるサイト」です。これでは検索ユーザの共感を得ることが出来ず、儲かるサイトにはなりません。

運営者のプロフィールは書いたほうが良い

ポータルサイトを運営するとき、「自分の名前は出したくない」という方が多いです。どうしても名前を出したくない場合には無理して出す必要はありません。

ただ、運営者のプロフィールが載っていたほうが、「親近感が湧きやすい」というメリットがあります。親近感が湧くことは信用にもつながるため、儲かりやすくなります。

Googleが評価するページ

質の高いコンテンツはGoogleに高く評価され、検索順位の上位に表示されます。Googleは「どんな基準でコンテンツを評価しているか」を2012年に発表しました。それが以下の25項目です。参考程度に見ておいてください。

網羅性を高めるためには?

ここまでで、コンテンツの質を高めるための方法を理解できたと思います。ただ、価値のあるポータルサイトを作るためには「質」と「網羅性」が必要です。

「網羅性」とは、サイトのテーマに関して、「あらゆる角度から検索ユーザの悩みを解決してくれる」ことを意味します。

例えば、「ダイエットをする」といっても、人それぞれ悩みが違うはずです。「3kg痩せたいのか」「10kg痩せたいのか」で方法は違います。また、「ダイエット器具を使う」「サプリメントを飲む」など、様々な方法が存在しています。これらについて、考えられる全ての情報を伝えているサイトが価値のあるサイトです。

ここからは、網羅性を高めるための方法について説明します。

Googleのデータを使う

コンテンツの網羅性を高めるには、「Googleのデータを使う」ことが最も有効です。Googleは、⽇々「どのような⾔葉が検索されているのか?」というデータを収集していて、世界中に公開しています。

このデータを調査することで、「検索者がどんなことを知りたがっているのか」を簡単に知ることが出来ます。

「Googleのデータを使う」といってもいくつか方法があります。「Googleトレンド」や「Googleキーワードプランナー」そして、今回使用する「Googleサジェスト」です。

Googleサジェストは最強ツール

Googleサジェストとは、Google検索の時に、文字を入力し始めると、文字の下にいくつかキーワードが出てきます。これは、「よく検索されている言葉」で、Googleが提案(サジェスト)してくれているのです。

「よく検索されている言葉」を言い換えると、「多くの人が知りたがっていること」なのです。つまり、Googleサジェストをもとにポータルサイトを作れば、検索ユーザの知りたいことに応えるサイトを作ることができます。

Googleサジェストをまとめてくれるサイトを活用する

Googleサジェストではサジェストされるキーワードが5~10程度のため、全てのキーワードを検索画面から得るのは無理があります。そこで活用すべきツールが、「関連キーワード取得ツール( https://www.related-keywords.com/ )」です。

キーワードツールからコンテンツツリーを作る

ここからは、「生命保険 独身」というキーワードを例にして「どんなコンテンツを作るべきか」を実際に示します。関連キーワードツールは誰でも無料で使えるツールです。自分のテーマに置き換えて実践してください。

1.「全キーワードリスト(重複除去)」をコピーしてエクセルに貼り付ける

まずはじめに、関連キーワードツールの「全キーワードリスト」をエクセルに貼り付けます。多いキーワードだと、2000〜5000程になることもあります。最初はビビってしまいますが、コツコツやっていけば慣れるため、数の多さに圧倒されないようにしましょう。

2. 検索者が知りたがっていることをメモして、グループに分ける

エクセルの一番左側に「サジェストキーワード」、真ん中に「ユーザの知りたいこと」、右側に「グループ」という表を作ります。ユーザの知りたいことに関しては「完璧を目指さない」ことを意識してください。サジェストキーワードを見て「だいたいこんなことを知りたいのだろう」くらいで作ります。

同じように、グループ名などで悩む時間は無駄です。後で「やっぱりこうした方が良い」と思えばいつでも変更できます。まずは、「とにかく作り切る」ことを目指してください。

3. 仮のタイトルを決めて、グループごとにコンテンツを作る

「グループ」の列にフィルター機能を適用すると、グループのまとまりで絞ることができます。以下の画像のように、「費用」というグループで1つのコンテンツを作るイメージです。

この作業を全てのグループに対して行うことで「ユーザの悩みをあらゆる角度から解決する」、網羅性のあるサイトが出来上がります。

まとめ

ここまで、価値のあるポータルサイトを作るには「コンテンツの質」と「網羅性」が重要であると説明してきました。

質の高いコンテンツには、「検索者の事を完璧に理解しているようにみえる」「1次情報が載っている」「わかりやすい文章や図」という要素が詰まっています。

コンテンツの質を高めるためには、「書籍を最低でも10冊読む」「1次情報にこだわる」「運営者の意見を入れる」という方法も紹介してきました。これらを実践して質の高いコンテンツを作り続けてください。

網羅性を高めるには、「Googleのデータを活用する」ことが重要です。

実際の例を挙げて説明してきましたが、関連キーワードツールを使ってコンテンツツリーが作れるようになれば、自然とサイトのテーマに関するキーワードを網羅できるはずです。

「質」と「網羅性」の両輪として、どちらも軽視せずに儲かるポータルサイトを作っていきましょう。