ポータルサイトビジネス実践講座

ポータルサイトを差別化する3つのコンセプトとは?

ポータルサイトビジネスを行うときに、最も多い疑問が「ライバルサイトがすでにあって参入して良いのか迷っている」「他のサイトとどうやって差別化すればよいのかわからない」というものです。

結論から言うと、これらは全く問題ありません。

サイトの運営者が異なれば、全く違うサイトになります。また、サイトの方向性やコンセプトの決め方は様々で、全く同じサイトというのはあまり多くないはずです。

ここでは、ポータルサイトを差別化するための「3つのコンセプト」について解説していきます。3つのコンセプトとは、「サイトコンセプト」「ユーザのペルソナ」「運営者のペルソナ」です。

これらを決めることで他のサイトには無い独自性が生まれてきます。

① ポータルサイト自体のコンセプト(どんなサイトにするのか?)
② ユーザのペルソナ(ターゲット像はどんな人たちか?)
③ 運営者のペルソナ(あなたはどんな人?)

ポータルサイトのコンセプトを決める(①サイトコンセプト)

1つ目のコンセプトは「ポータルサイト自体のコンセプト」です。これは、「あなたが作るサイトはひと言でいうとどんなサイトなのか?」というものです。

例えば、「●●の分野で日本一わかりやすいサイト」「とことんデータ分析にこだわるサイト」 「●●を完全網羅するサイト」などです。

私が実際に作成したアフィリエイトサイト(フリーランス専門のエージェントを紹介するサイト)は「ITエンジニアの独立を後押しするサイト」というコンセプトで作りました。コンセプトを決めることで、サイト全体の方向性が定まります。そのため、サイトの方向性にそぐわない記事を書かないようになります。

ポータルサイトビジネスでは、「一貫性」がとても重要です。サイトのコンセプトが途中でブレてしまうと、サイト全体の一貫性が無くなり、信頼を得られないサイトになってしまいます。

それを避けるためにも、サイトのコンセプト決めは必須です。

ターゲット像を決める(②ユーザのペルソナ)

2つ目は「ユーザのペルソナ」を決めます。ペルソナとは、「ターゲットがどんな人なのかをかなり具体的にイメージしたもの」です。サイトコンセプトと同様にユーザのペルソナを明確にすることで、コンテンツの方向性がブレないため、サイトの信頼性が上がります。

ペルソナを考えるときには、例えば以下のようなものをイメージします。

・ 男性 or 女性?
・ 年代はどのくらい?
・ サラリーマン or 経営者?
・ 年収はどれくらい?
・ 地域はどの辺り?
・ 初心者 or 経験者?

ただし、注意すべきは、ペルソナはあくまで「サイト全体のターゲット」です。個別のコンテンツごとにターゲット像は微妙に異なるため、混同しないようにしてください。

例えば、サイト全体のターゲットとしては、「30代女性の便秘に悩む人」であっても、「妊娠後の便秘に悩んでいる」場合と、「OLで、オフィス環境が悪くて便秘に悩んでいる」場合では、解決方法は微妙に異なります。

そのため、個別コンテンツ(記事)ではさらに明確なターゲットを定めて書く必要があります。ここでは、あくまでコンセプトを決める段階のため、サイト全体のペルソナを定めてください。

アフィリエイトで投資信託をテーマにする場合

ここからは、ペルソナを設定する具体例を挙げていきます。まずはアフィリエイトの場合です。

<投資信託サイトのペルソナ>

【人物像、家庭環境など】
・33歳、男性、既婚、子ども1人。
・100万円くらいは自由になるお金を持っている
【この人の思考】
・年金はあてにならないらしい。
・老後資金は今から考えておかないとヤバい。
・投資信託というのが良いと噂で聞いたことがある。
・投資はお金持ちがやるものだと思っている。
・投資は怖いと思っている超初心者

リストマーケティング・マッチングビジネスの場合

次にリストマーケティング、またはマッチングビジネスの場合のペルソナの例です。リストマーケティングやマッチングビジネスでは、アフィリエイトよりもターゲット像がボヤッとしています。

アフィリエイトはテーマを絞ったほうが良いのですが、リストマーケティングやマッチングは少し広めに市場を取りに行くということが重要になります。

<ビジネスサイトのペルソナ>

【目的】
・ネットビジネスで起業したい
【この人の思考】
・初期投資は少ない方がいい
・金銭的なリスクは負いたくない
・しかし、時間はかけてもいい
・利益率が大きく、ある程度まで自動化させたい

運営者像を明確にする(③自分のペルソナ)

3つ目のコンセプトは「運営者のペルソナ」です。ポータルサイトを運営していると、サイト運営者の情報にアクセスが集まることに気づきます。それくらい、検索ユーザは運営者の情報を知りたいと思っています。

検索ユーザは「サイト運営者が自分と同じような考え方、価値観を持っている」と感じると、一気に信頼するため、実は運営者像を決めることはとても重要です。

また、運営者の情報を個別のコンテンツのスタンスが違っていると、「主張がブレている」と思われてしまい、信頼を失います。そのため、運営者の人物像とコンテンツの方向性がずれないように注意してください。

運営者プロフィールの例

以下は投資信託サイトを運営する場合の運営者プロフィールの例です。

・氏名:田中太郎(ペンネームなどでも良いが、本名の方が信用が増す)
・年齢:38歳
・投資歴:5年
・過去: FXで500万損した過去を持つ。ギャンブル的な投資は怖いと知る。投資信託(積立)ならリスクは小さいと知り実践中。

このように、自身の経験や体験は検索ユーザの共感を得ることが多いため、運営者プロフィールのページは必ず作るべきです。

まとめ

ここまでで、ポータルサイトを他のサイトと差別化するためのコンセプト、「サイトコンセプト」「ユーザのペルソナ」「運営者のペルソナ」について説明しました。

これらのコンセプトを決めることで、サイトの「一貫性を保つ」という目的があります。

コンセプトを決めておかないと、「支離滅裂な記事ができてしまい、読者の信頼を得られない」ということが起こります。そのため、コンセプトはコンテンツを作る前に決めておいてください。

基本的には、ターゲット像に対して、サイトコンセプトや運営者像がずれていなければ問題はありません。