ポータルサイトビジネス実践講座

ポータルサイトにおいて価値ある記事を作る5つのライティング基礎知識

ポータルサイトビジネスでは、実際に記事を書くための「ライティング技術」を避けることはできません。外注してサイトを作る場合でもライティングの知識が無ければ、「納品された文章が良い文章なのか?」「検索者にとって有益な記事なのか?」を判断することができません。

ここでは、「どのような考え方で記事を書くべきか」「どんな記事が価値のある記事と言えるのか」について説明していきます。ライティングの技術では、細かい言葉遣いよりも、ここで説明する「マインドセット」や「意識すべきポイント」を押さえる方が圧倒的に重要です。

どんなにうまい言葉を使っていても「検索者の悩みに寄り添っていない」「検索者の悩みを解決できていない」コンテンツに価値は無いからです。

儲かるポータルサイトを作るために、「価値のある記事とは何か?」を知っておきましょう。

ライティングマインドセット

結果の出るライティングとは「2つの要素」からできています。それが「イメージ(視覚化)させられる文章」「みんながすでに知っている話の流れに則っている」ことです。

・イメージ(視覚化)させられる文章
・みんながすでに知っている話の流れに則っている

これら2つの要素を満たさない文章は、「無意識レベル(あまり考えずに記事を読んでいる状態)」で「わかりにくい」「意味が伝わらない」と感じてしまいます。一方で、2つの要素を満たしていると、無意識のうちに「理解しやすい」と感じるのです。

少し抽象的ですが、ここで説明することを理解していけば、自然と2つの要素を満たす文章を書くことができるようになります。重要なことは、「意図的に質が高く、価値のある文章を作る」ための「レシピ」を覚えることです。

レシピをマスターすることで、24時間365日いつでも価値のあるコンテンツを創り出せるようになります。

検索者にとって価値のある文章を書く

ポータルサイトビジネスでは「検索者にとって価値のある記事を書く」ことが全てです。その時に知っておくべき「基本中の基本」になる知識をお伝えします。記事を書くときには、必ず以下のことを思い出し、「基本を押さえているか」を確認してください。

① 相手は一人。たった一人に向けて書く
② 中学生が理解できるレベルのわかりやすさ
③ 言いたいことではなく、知りたい事・聞きたい事。 検索者の独り言に答える
④ 出し渋りするな。全部出し切る。
⑤ 95%はコンテンツ、5%だけセールス

相手は一人。たった一人に向けて書く

ライティングの基本の1つ目は「1人の相手に向かって書く」ことです。これは人間の根本的な心理として、大多数へ呼びかけたときよりも、1人に対して呼びかけらたときのほうが、伝わりやすいことがあります。

LINEのグループで質問をされても無視してしまうことが多いですが、個別のLINEで聞かれたら応えるのと同じです。

検索者は「自分のために書かれたコンテンツだ」と感じた時に、あなたのサイトのファンになってくれます。1人の相手に向かって書くためには、そのページを読む人(ターゲット)の人物像が明確になっている必要があります。つまり、ペルソナを設定してください。

例えば、投資信託の記事を書く場合でも、「初心者向けの記事か?」「少し知識がある人向けの記事なのか?」によって書くべき内容は変わるはずです。

他にも、便秘解消のサイトを作る際に、「産後の便秘に悩む人」と「OLで職場環境が悪くて便秘に悩む人」では、状況も悩みも違います。

1つの記事の中で、多くの人をターゲットにしてしまうと、主張や根拠がブレてしまい、一貫性の無い文章ができやすいです。そのため、記事は必ず「1人のターゲットに向けて書く」ことを徹底してください。

中学生が理解できるレベルのわかりやすさ

ライティングの基本2つ目は「中学生が理解できるレベルのわかりやすさ」で書くことです。検索者は専門家ではなく、一般人であることを忘れずに記事を書いてください。テーマに関する知識がゼロでもわかるように書くことがポイントです。

具体的には、「専門用語を使わない」もしくは「専門用語を使うときには、説明を入れる」ことを徹底します。

専門用語だらけの文章は検索者が「読みにくい」と感じ、離脱(記事を閉じる)してしまいます。そうなってしまっては、「価値のある記事」とは言えません。

以下に、専門用語を使ったダメな例と、専門用語を説明している文章の例を挙げます。

<ダメな例>

副交換神経を優位にすることで、身体が休息モードに入るので睡眠のときは・・・

<良い例>

身体を休めているときに働く神経を専門用語で「副交換神経」といいます。この神経を優位にすることで、身体が休息モードに入るので、睡眠のときは・・・

言いたいことではなく、知りたい事・聞きたい事。 検索者の独り言に答える

3つ目の基本は、「自分が言いたいことではなく、検索者が知りたいことを書く」ことです。これは、出版でもやってしまいがちな失敗ですが、「自分が書きたい本」はたいてい売れません。

理由は単純で、「世の中、市場が求めていないから」です。世の中が求めていないことをいくら書いても誰も読まないということです。

例えば、「TOEIC800点を900点にするためのサイト」はほとんど需要がありません。それよりも、「TOEIC600点を目指すサイト」の方が多くの人が求めている内容です。このように、市場が求めていないサイトを作っても儲かるポータルサイトは出来ません。

アクセスが集まるポータルサイトを作るには、検索者の「何かを解決したい」「何かを知りたい」という悩みに応えなければいけません。

検索者の「知りたいこと・聞きたいこと」を知るには、Googleの「サジェストキーワード」を見てください。サジェストキーワードは「検索者が実際に検索していること」のため、ユーザの悩みを見つけるヒントが詰まっています。

サジェストキーワードから読み取れる悩みを「全て網羅して解決してあげる」ことで、価値のあるポータルサイトが完成します。

出し渋りするな。全部出し切る。

ライティングの基本4つ目は「情報を出し渋りしない」つまり、「ケチらない」ことです。「これを書いてしまうともったいないなぁ・・・」という思考は捨ててください。

有料にしても良いレベルのコンテンツを無料で提供するからこそ検索者は感動します。「この情報は有料にしよう」という考え方では、サイトのクオリティが低く、検索者の信頼を得られないことになります。

情報を全て出し切る理由は、「あなたのサイトのファンになってもらうため」です。

例えば、週刊少年ジャンプでは、マンガの内容を全て公開しています。しかし、ジャンプを読んでいる読者は単行本も買います。他にも、歌手やアイドルの音楽はネットやCDで手に入ります。それでもわざわざライブに行くファンがいます。

このように、「ファンになってもらうことで信頼を得て商品を買ってもらう」ことがポータルサイトではとても重要な考え方なのです。

情報を出し切って、感謝メールが届くようになるポータルサイトでなければ、収益を上げることはできません。

95%はコンテンツ、5%だけセールス

ライティングの基本5つ目は「95%はコンテンツ、5%だけセールス」という考え方です。

検索ユーザはあくまで「何かを知りたくて、何かを解決したくて」検索しています。「何かを買いたい、欲しい」ではありません。

そのため、まずは「検索者にとって有益なコンテンツ」、つまり「検索者の悩みを解決するためのコンテンツ」を作ることに集中しなければいけません。

その上で、検索者の悩みを解決するための解決策として「●●という商品・サービスを使うと良い」というのが、ポータルサイトビジネスでのセールス方法です。

コンテンツを作る時点では、セールスのことよりも、「どういう情報を発信すれば検索者の悩みを解決できるのか?」を考え、サイトのファンになってもらうように意識しましょう。

まとめ

ここまで、価値のある記事を書くためのライティング基礎知識について説明してきました。

① 相手は一人。たった一人に向けて書く
② 中学生が理解できるレベルのわかりやすさ
③ 言いたいことではなく、知りたい事・聞きたい事。 検索者の独り言に答える
④ 出し渋りするな。全部出し切る。
⑤ 95%はコンテンツ、5%だけセールス

これら5つのことは、あくまで基礎中の基礎です。コンテンツを作るときには必ずこれらを満たしているかどうか、意識できているかどうかを考えるようにしてください。